eltanin 初の単独公演『White Space.』初日が開けました。
全くといいほど緊張しなかったけれど、集中は高まっていました。
前日のゲネプロで、普段の稽古からダンサーみんなのギアがひとつ上がったことを感じました。
©Hiroyasu Daido
いや、まだありましたね。
本番前にダンサーで集まって「いつも通りね。練習どおり」って話してエンジン組んでました。蓋を開けたらギアがもうひとつふたつ上がってました。まあ、知ってたけど。
どうやっていても、本番のエネルギーというのはあって、どんなに落ち着いていてもそれは出てくる。そういう感覚を持つ、ある意味「特別」な人たちが、ダンサーとして舞台で続けていっているんだと思います。
「いつも通りね」というのは気持ちが空回りしないようにといった感じで。
落ち着いて、でも身体の中は煮えたぎっていて、いつでも沸騰していつでも水になり氷になり、、、とできる準備が整っている状態。冷静で、周りを感知して、いろいろな矛盾を抱えながら舞台に立っている状態。だと思ってます。あとは怪我のない範囲で暴れていいよ、みたいな?
さて、明日は2日目、明後日は3日目の最終日。
3日のうち、1日終わりました。
見にいらした方々、人によっていろんな印象を抱いたみたい。それがコンテンポラリーダンスを鑑賞するよさ。見たものが一緒でも、どう解釈するかの道は一人ひとりに開かれています。
この作品は、特にマネキンというモノを使うことで生身の人間との対比が見て取れます。
モノと人間そのものや、その間にあるものに焦点を当ててみてもいいかもしれません。
もちろん、身体が動くことの面白さもあります。
どこで楽しむかは人それぞれ。
好きなように見ていってくださいませ。
本番まであと2日!出演公演のお知らせです。
チケットお取りできますので、いつでも気軽にご連絡ください。
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公演情報
横浜ダンスコレクション2017で「若手振付家のためのフランス大使館賞」、「MASDANZA賞」、「シビウ国際演劇祭賞」を史上初のトリプル受賞した、気鋭の振付家・ダンサー鈴木竜が主宰するダンスカンパニーeltanin(エルタニン)がいよいよ本格始動!
現代社会において人は「人間」でありつづけられるのか? 期待の若手振付家とダンサーたちが紡ぎ出す、人間と余白(=ホワイトスペース)の物語。
●「White Space.」
演出・振付・美術・出演 鈴木竜
出演 大宮大奨、安心院かな、上田舞香、河内優太郎
音楽 平本正宏
衣装 武田久美子
照明 中山奈美
音響 相川貴
舞台監督 原口佳子(モリブデン)
制作 山口佳子(NPO alfalfa)、滝沢麻衣(NPO alfalfa)、福井結
● 日時
2019年6月28日(金)19:30
29日(土)19:30
30日(日)14:00
● 会場 シアタートラム(三軒茶屋)
●料金
一般前売 3500円(当日は+500円)
U-24 2500円(前売のみ)
高校生以下 2000円(前売のみ)
●お問い合わせ
NPO alfalfa
info@alfalfa.net
080-4670-4520
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